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011.描くことを選び続ける 3/3

田中明子氏 011.描くことを選び続ける

伝わることの喜び

― 今まで作品の講評で嬉しかったものは?

アメリカで、日本語のテキストを使った作品を発表した時、通じない言葉を使って 作品を作って、伝えたことが評価された時でしょうか。
「すごくキレイだね」って言われて嬉しかったです。
あとは最近では、去年の展覧会を観にきてくださった方から「泣いちゃいました」 というメールをいただいたことですね。直接感情に訴えることができたのであれば、 作品の精度が少しは上がったのかなと思いました。

日本画家 田中明子氏の日本語をテキストを配置した作品。
※カーソルをのせてください。

― 子ども頃、なりたかった仕事は?

小学校の頃は絵本の挿絵画家になりたかった。あとは漫画家。

― 絵に関するもの以外では?

日本画家 田中明子氏

心理療法士と森林レンジャーと・・・
高校の時、エコにはまっていまして、農大に行くべきか、 美大に行くべきか悩んだんです。理系の勉強するのが面倒くさいな~と思って、 美大に進んだんです。あとは、ジャーナリストかな。 現場で自分の文脈にない何かを感じるっていうことをしたい質なんですね。

― もうひとつ仕事ができるとしたら?

心理療法士かな。

― 仕事以外で充実している瞬間は?

美味しいものを食べている時ですかね。

― 気持ちの落ち着く場所は?

森とか山とか木のある場所ですね。

― 画家、アーティストになりたい子どもたちにアドバイスを

日本画家 田中明子氏

①楽しむこと。楽しまないと人を楽しませることはできないし、楽しくないと続かない。 ②五感を鍛える。好奇心は大切ですが、これは持てと言われて持てるものではないので、 視覚や聴覚をたくさん使う経験をして欲しい。それから、これは子ども向けではないかもしれませんが、 ③自分のした経験をすべて自分の材料とすること。

あとは、 「上手になろうと考えない」「好きなようにやりなさい」ということ。 上手っていうのは人と比較しての話。人の尺度に惑わされないように、と思います。

― 今日はお時間、有難うございました。

インタビュアー後記

個展初日にお時間をいただいた。
外は強風と雨―
しかし、一歩ギャラリーに足を踏み入れると、そこには天気も都会の喧騒も気にならない 不思議な空気が流れていた。
田中さん、作品、空間が一体となっていて、何一つ突出していない。

もうこれ以上の言葉は要らない。

ぜひ、足を運んで田中さんの作品に触れていただきたい。

『Akiko TANAKA Exhibition』2/26(金)~3/9(火)
http://www.gallery-closet.jp/ art gallery closet
東京都港区西麻布2-11-10 霞町ビル3F
TEL 03-5469-0355

田中明子氏の作品

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