小学校5年生/武蔵村山市立第八小学校での出前授業
去る2008年6月13日(金)、AEFAアジア教育友好協会様のご協力を得て、東京都武蔵村山市立第八小学校(小野江隆校長)において、特別授業を実施いたしました。
この授業は弊社独自の書き込み式シート「ドリームツリー~夢の樹~(R)」を書き上げることを目的としたものです。
講師は開発に携わった矢野里枝が務めました。
▼AEFAアジア教育有効協会 http://www.nippon-aefa.org/
"先生じゃない先生の授業"
授業は5年生の2クラスで実施しました。
午前9時、授業開始。
チャイムとともに入室すると、ざわざわしていた室内がしーんと静まりかえります。
矢野が自己紹介すると子供たちの顔もほころびます。ビジネスパーソンの授業にみんな、興味津々です。
ドリームツリーってなに? なにをするんだろう?
「夢を描くにはまず、自分を知ることです」
「私の子供の頃の夢は科学者になることでした」
矢野が子供たちを前に熱く語ります。
きみの好きなものはなに?
好きな人はだれ?
好きな勉強はなに?
最近、どんなことに感動した?
好きな言葉は?
まず、自分を知ることから始めるのがこのツールの良いところです。
自分のできることや体験したことを振り返り、コンピタンスを認識し、
夢を実現するためのステップを経て、子供を夢にリーチさせるのがドリームツリーです。
夢について話し合う
嬉々として書く、考える、手が止まる。
記入例を見せ、子供たちには班内で話し合ってもらいます。
「ぼくの得意なことってなに?」
「私の長所ってなに?」
「縄跳びが得意だよね」「サッカーのドリブルがうまいよね」
そうなんだ・・・僕って、私って、そんないいところがあるんだ。
自分でも気づいていない自分のコンピタンスに触れ、子供たちの顔が綻びます。
サッカー選手になりたい!
女優になりたい!
美容師になりたい!
みんな、書き上げることに夢中で、休み時間も席を立ちません。
あっという間の2時間でした。
講師・矢野里枝より
特別授業のお話をいただいた時、まず頭に浮かんだのが「小学5年生の集中力がどこまで持つのだろう」ということでした。授業を開始してすぐ、その心配は吹き飛びました。
「何が始まるのだろう?」という期待感と好奇心で生徒たちの顔が輝いていたのです。
「先生っ!これ書いたから見て!」という声が教室のあちらこちらからあがり、スタッフ3名のフォローでは足りないほどでした。
最後にボールペンをマイクに見立て、生徒に感想をインタビューしました。
「夢を描くのは楽しい!」
「友だちの夢を知って良かった」
「体験が夢を作ることがわかった」など、頼もしい感想を聞くことができました。
夢を描くことができた子も、まだ夢が形になっていない子も、ドリームツリーを描くことで自己肯定感があがり、前に進む意欲が湧いたようです。
子どもたちの元気な笑顔は社会の財産です。
これからも、自分を知り、夢を描く機会をどんどん提供していきたいと思います。
次回は10月、今度は卒業を控えた6年生に夢を鮮やかに描いてもらいます。
AEFAアジア教育友好協会様、東京都武蔵村山市立第八小学校小野江隆校長、担任の先生方、そしてドリームツリーを一生懸命書いてくれた5年生のみんな、ありがとうございました!