小学校4年生／品川区立御殿山小学校での出前授業
品川区立御殿山小学校４年生ドリームツリー出前授業
平成23年7月6日（水）実施
今日のゲストティーチャー
「先生、今でも強いのですか？」
先生の姿を見た子供たちの質問に、
「じゃ、試してみましょうか」
と急遽、腕相撲の対決が始まります。
「先生にチャレンジする人は？」
力自慢の男の子が教壇に上ります。
「 レディー・ゴー 」
歯を食いしばって頑張りますが、車屋先生にあっけなく倒されてしまいます。
「うわぁー！ すごい！！！」
教室が歓声と拍手に包まれます。
「小学１年生の時にレスリングを始めて以来、数々の大会で優秀な成績を収めることができました。最初は親の勧めで始めたレスリングも続けるうちに楽しくなり、メキメキとその腕も上達するようになりました。
高校の時には、親元を離れ監督宅に下宿生活をしながら、レスリングを続けました。根っからの負けず嫌いの性格で、怪我でひざをつくことができないくらいになっても、試合には出続けました。レスリングが大好きで、自分に負けたくなかったからです」
子供たちは、真剣な表情で車屋先生の話に聞き入ります。 何かで結果を残すためには、人と同じではいけない。 人が遊んでいる時にも練習する。楽な方を選んでしまう弱い自分に勝たなければならないことを子供たちは学びます。
それぞれの持つ未来への期待を大きくした子供たちは、いよいよドリームツリーを描いていきます。
ドリームツリーは夢の樹です。
根（ルーツ）・幹（アチーブ）・枝や実（ビジョン）の３つの部分からできてきます。
樹がしっかり立つためには、この３つの中のどの部分が強くないといけませんか。
「根の部分です」
「それは、なぜですか」と講師が尋ねると
「いくら実がたくさんなっていても、根がしっかりしていないと枯れてしまうからです」
と明確な答えが返ってきます。
「その通りです」
「夢の樹も皆さんの体験してきたことが土台となって根を張ります」と講師。
うれしかったこと、悲しかったこと、ほめてもらったこと、好きなことが栄養となって夢の樹は、しっかりと大地に根を下ろします。
好きなことや、興味があること、得意なことがきっかけとなって、将来の夢を形づくることがあります。料理の大好きな男の子の夢は、パティシエです。テレビに出ている芸能人に興味のある女の子の夢は、女優さんです。
そのためには、今、どんなことをがんばってやっておかなければならないだろう。
踊りの習い事をしている子供たち。スポーツクラブで日々練習に励む子供たち。
自分の全てを傾けて取り組むことのできるものに出会ってほしいと心から思います。
授業の最後には、子供たちのドリームツリーを発表します。
「ぼくの夢は野球選手です」
ドリームツリーを描いたことによって、
「自分にもできる」「将来、必ず夢を実現できる自分がいる」
という有能感を持った子供たちの笑顔は、きらきらと輝いていました。
