小学校4年生/群馬県邑楽郡千代田町東小学校での出前授業
夢を叶えるまでのプロセス
こんにちは、柴崎です。
僕の地元・群馬県で3月3日、出前授業を行いました。
右写真:千代田町全景
1/2成人式って何?
みなさんは『1/2成人式』をご存知ですか。
いま、各地の小学校で行われているそうなんですが、
成人が20歳ですから、その半分の10歳。
つまり小学校4年生を対象に、児童が無事に育ったことに感謝して、
将来に夢や希望を持って進んでいけるように、応援するためのイベントだそうです。
東小学校4年生のクラスでは、この1/2成人式を通じて、
「大人になるってどんなこと?」「すてきな大人とすてきじゃない大人の違いは?」
など、大人になることを子どもたちにしっかりと意識してもらう催しを
4ヶ月にわたって行ってきました。
ドリームツリーを描く出前授業は、その集大成です。
石井先生との出会い
出前授業の実施にはある先生の協力がありました。
これまで多くの子ども向けイベントを一緒にやってきた頼りになる仲間でもある、
千代田町東小学校の石井先生です。
2008年9月、新宿で開催した親子イベント、ドリツリLabo Familyで
僕が講師を務めた直後のこと。
ドリームツリーの素晴らしさを知ってもらうとしたら、
一番理解してくれるのは誰だろう?と考えて、
真っ先にアタマに浮かんだのが、石井先生の顔でした。
シートを見せると、先生はすぐに共感してくれました。
「子どもたちが将来に夢や希望を持って、
自分の生き方を考えることができるようにしたい」
そう言って、出前授業もすぐにOKをくれたのです。
東小学校到着、そして教室へ
千代田町は群馬県の東部に位置し、
のどかな田園風景が広がる、農業の盛んな町です。
春めいた香りのする畑を抜けて小学校に到着。
「よろしくおねがいします!」
子どもたちの元気な声とともに授業が始まりました。
心をギュッとつかむ
「僕が10歳のころの夢は何だったでしょう?」
児童に質問します。
「消防士!」「お医者さん!」「警察官!」「スポーツ選手!」
元気の良い声が飛び交いますが・・・
10歳の頃の僕の夢は学校の先生になることでした。
だから、たとえわずかの時間であっても
僕にとって、教壇に立ったこの日は「夢が叶った日」です。
その嬉しい気持ちをみんなに伝えながら、授業を進めました。
正解はない、答えはない、ぜんぶ自由
ドリームツリーを書く手が止まってしまう児童には、積極的に声をかけ、 引き出すサポートをします。
「好きに書こう!」
「自由に書いていいんだよ、全部が正解だよ!」
シートを覗き込むとひとつとして同じものはありません。
元気いっぱい、丁寧、色鮮やか、ユーモア。
児童それぞれの個性がわかります。
この違いこそが夢を叶えるための大きな武器です。
そして、完成したシートはみんなの作品であり、
作品は夢の道しるべとなります。
※↓画像をクリックすると大きく表示されます。
夢の樹の完成
みんな笑顔で自分のドリームツリーを見つめます。
そして、班ごとに分かれて、自分のドリームツリーの発表へ。 少し恥ずかしそうですが、楽しそうに自分の夢を話していきます。
そんな姿を見ていると、それだけで出前授業を行った甲斐があります。
自分の心の中にある夢のタネに気づいて、大切に育て、
大きく立派な夢の樹を育ててほしい―
それがドリームツリープロジェクトの願い。
これからもこうしたお手伝いを続けていきます。
みんな、石井先生、ありがとう!
これからも子どもたちの可能性を一緒に応援していきましょう!
柴崎すぐる