小学校3年生/東京都日野市立平山小学校での出前授業
初のコラボ授業
この日は3年生の2クラスが対象でしたが、
これまでにない画期的な授業で、ドリームツリーの今後の展開の雛型を見た気がしました。
先生がデザインする授業
ひと言で言うと、今回の授業は担任の先生自らが組み立てた授業でした。
そこにはまず、
想い:自分の未来について児童が考え、夢を持つことの素晴らしさを実感して欲しい。
強みを知って、長所を伸ばして欲しい。
そして、
発想する力:夢や目標を叶えるためのひたむきな心、憧れの心を持つことの大切さを知り、ゲスト・ティーチャーが語るエピソードに共感し、自分のエネルギーにする。
構成する力:職業について知り、自分の夢を具体的に想像する。
そして、夢を叶えることへの意識、強いこだわりを生む。
という柱がありました。
さらに、保護者に事前に書いていただいたシートも効果的でした。
シートには児童の生まれた頃からこれまでにできたこと、体験したことを
メッセージを交えて書かれてあり、児童の多くのこのシートを基に
ドリームツリーを書き上げました。
これまではゲスト・ティーチャーがアイスブレーキングの後も授業全体を仕切り、
書き方を指導していましたが、今回は・・・
いつもの授業の中にあるドリームツリー
でした。
普段から児童をよく看、一人ひとりのコンピタンスを知っている先生でなければ
与えられないストロークもたくさんあり、
3年生という学年にはぴったりの展開だったと思います。
「先生ではない先生」として迎えられた私たちがもたらす
いつもとは違う空気を児童が楽しみ、私たちが経験をシェアし、アドバイスしながら、
ドリームツリーを書き上げてもらうのも一案。
しかし、主役はあくまでも児童であり、ドリームツリーというツールを通じて
新たな授業の流れを確立するという平山小学校一流の取り組みを、
開発者としてとても嬉しく思いました。
ゲスト・ティーチャー/矢野より
今回の授業は前半がメインを私、サブをクラス担任の先生、 後半は、メインを担任の先生でサブを私が務めました。
質問をすると児童が手を挙げる。
すると、担任の先生は「○○くん」「○○さん」と
しっかり名前を呼んで当てるので、
普段からその児童をしっかり見ている担任の先生ならではの
ストロークが特によかったと思います。
担任の先生が積極的に授業を進めてくださることで、
児童は、いつもの雰囲気で授業に参加できたと思います。
体験したことや好きなことを書く時には、
事前に保護者の方に書いていただいたシートが大活躍しました。
授業を実り多いものにしようという担任の先生の意欲が何よりも嬉しかったです。
出前授業の様子
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