小学校4年生/東京都日野市立平山小学校での出前授業
出前授業第3弾!@東京都日野市立平山小学校(古宮キヨ子校長・全校児童499名)
過去2回の授業は総合学習の時間に行ないましたが、 今回、平山小学校での授業は「国語」の時間に行ないました。
授業の狙いは聴く力と話す力をつけること。 良い話し手は即ち、良い聞き手です。
あなたの得意なことは? 何が好き? 将来の夢は?
ドリームツリーを書いてで自分のことがわかったら、
みんなの前で自分について発表する。
友達の発表を聞けば、自分との違い、コンピタンスがわかります。
僕の、私のいいところがわかると、自分をアピールすることができます。
積極的に自分について話すことができる子どもになって欲しい。
今回の授業にはそんな思いを込めました。
今回のゲスト講師はコンサドーレ札幌、川崎フロンターレで活躍した 元Jリーガー、黄川田賢司さんです。
平山小学校に到着
午前8時半前、黄川田講師とともに平山小学校到着。
「おはようございます!」
門の前で児童2人が元気よく挨拶をしてくれました。
彼らは登校してくる児童に挨拶をする
「あいさつ隊」だそうで、全校で100名いるうちの2人だそうです。
周囲の学校を統合して、平成18年に校舎を新しくしたという平山小学校は 明るく、まだ新しい香りがしそうなくらいにきれいです。 さらに、「どこでも体育のできる教室を」という考えの下、 教室は廊下との仕切りのないオープンスペースです。
4年生のクラスで授業開始
午前9時、4年生のクラスで授業開始。
現役時代の名プレーをまとめた紹介DVDに続いて
黄川田講師が黒板に人生曲線を描きながら、
プロサッカー選手への歩みを語ります。
「サッカー選手になりたい」
という明確な夢を描いた4年生の時、
ぐんぐん上達して選手に抜擢された時、
先輩との関係に悩まされた時、
ケガをしてサッカーができなかった時、
選手生命の危機や挫折、全てを乗り越えて
プロになるまでのストーリーに
児童はぐんぐん引き込まれていきました。
『プロの引力』
黄川田講師にはこの言葉がぴったりです。
授業を行なった4年生の2クラスから嬉しい感想文が届きました
-
黄川田先生は4年生のころからサッカーのちーむに入って行って
プロまでめざしてプロサッカー選手になったからすごかったです。
ヘディングがゴールになんどもは行ってすごいうまいとおもいました
男子児童 -
黄川田先生のゆめの人生、すばらしいと思います。いろいろなこんなんも
のりこえてゆめにむかって進む人生、すてきなお話ありがとうございます。
女子児童 -
夢は大切ということを知りました。
ストロークはみんなをたすけあうということも知りました。
わたしの夢はピアノの先生、バレエの先生です。夢がかなってほしいです。
女子児童 -
ぼくの夢は野球選手だけど、きかわ田先生があんなふうに努力してプロサッカー選手に
なったことを知って、ぼくもあきらめないようにがんばりたいです。
男子児童
全部ご紹介できないのが残念なくらい、素晴らしい感想文をいただきました。
担任の先生によれば、
「普段の様子からは想像できないような、素晴らしい感想を書いた児童が多い」とのことです。
自分の良さ、価値に心を寄せる
最近の子どもは自己肯定感が低いと言われ、 それがいじめにつながっているとも言われます。
成功した人、何か成し遂げた人を
「この人は特別なんだ」
「僕には、私にはできっこない」
「どうせ・・・」
そんな感情を持って見つめるのではなく、
辛かったこと、失敗した経験、くじけそうになった人の声に耳を傾け、
「この人も同じなんだ」と共感したり、
「こんな凄い人には同じくらいの苦労があるんだ」と感じて欲しい。
そして、 「よし、頑張ってみよう」「僕には、私にはこんないいところがあるんだ」と 自分の良さ、価値に心を寄せて欲しいです。
ドリームツリーはそのお手伝いをするツールです。
そのためには私たち大人からのストロークが欠かせませんし、
背中を見せていかなければなりません。
子どもたちからは毎回、フシギナチカラをもらえます。
鮮やかに夢を描き、それに向かって邁進する子どもたちのために
わたしたちはこれからも出前授業を続けて行きます。
次回は2月、同じく平山小学校において、今度は3年生で授業を行います。
その時の様子は、またこのドリツリ・レポート内でご報告いたしますので、
楽しみにお待ち下さい!