子(こ)どものころ、おばあちゃん子(こ)だった私(わたし)。
自宅(じたく) から少(すこ) し離(はな) れた祖母(そぼ) の家(いえ)に、 いつも遊(あそ) びに行(い)っていました。
そして、 遊(あそ) びに行(い) くと祖母(そぼ) は必(かなら) ず 「お前(まえ)はスゴイねぇ」と 私(わたし) に声(こえ)をかけてくれました。
何(なに)がスゴイのか、 よく分(わ)かりませんでしたが 子(こ) どもの私(わたし) は単純(たんじゅん)だったので いつのまにか「僕(ぼく) はスゴイいんだ!」という考(かんが) えになっていました。
私(わたし) は祖母(そぼ) のその言葉(ことば) を信(しん)じて、 失敗(しっぱい) を恐(おそ) れずに何(なに) にでも挑戦(ちょうせん) する子(こ)どもになりました。
今(いま) の私(わたし)がいるのは、 祖母(そぼ) の根拠(こんきょ) のないこの言葉(ことば)があったおかげです。
今(いま) でもお墓参(はかまい) りに行(い)くと 「お前(まえ) はスゴイねぇ」という祖母(そぼ) の笑顔(えがお) が目(め) に浮(う)かびます。
担当(たんとう):オハー
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